最近、「インスタのアカウントが乗っ取られた」という相談が急増しています。
多数のアカウントが不正アクセスの被害に遭っているとされており、自分も同じ被害にあいたくないと不安になっている方は多いのではないでしょうか。
しかし、適切な対策を知っていれば、多くの場合はインスタの乗っ取りを防ぐことができるんです。
そこで今回は、インスタグラムの乗っ取り対策から、もし乗っ取られてしまった場合の対処方法まで、詳しく解説していきます。
・Instagram（インスタ）ストーリーズへのURLリンクの貼り方と出来ない理由
・Instagramのアカウント削除(退会)方法は？一時停止との違いも解説
・Instagramのパスワードの変更/リセット方法・再設定の手順を解説
インスタ乗っ取りの兆候と確認方法
アカウントの乗っ取りに気付くのが遅れると、より深刻な被害につながる可能性があります。
早期発見のために、定期的なチェックを心がけましょう。
私も以前、友人のアカウントが乗っ取られた際の対応を手伝った経験があるのですが、初期段階での発見が功を奏したと思っています。
怪しい動きに要注意
見覚えのないフォロワーが増えていたり、直した記憶がないのにプロフィール画面が変更されているケースが非常に多いです。
私の場合はインスタの投稿が1,000件くらい削除されたり、フォロワーさんに変なDMが勝手に送られていたり、アカウント名がいじられたりしてました。どうにかパスワードとか変えたりしてアカウントを取り返す事が出来ました。放置している期間が長いほど被害は甚大になります😭
— akiras216（新アカウント） (@akirasonoda216) December 12, 2024
特に、日本語ではない表現や、他のデバイスからのログインは要注意です。
フォロー中のアカウント数が急に増えている場合は、不正アクセスの可能性が高いでしょう。
インスタグラムの設定画面から「ログインアクティビティ」を確認することで、詳細な履歴を確認することができます。
不審な投稿やDMをチェック
突然、投資や副業の宣伝投稿など、営利目的の投稿が行われていないかを確認しましょう。
最近の傾向として、仮想通貨関連の投稿や、怪しげな商品のアフィリエイトリンクの投稿が目立ちます。
また、フォロワーに対して不自然なDMが一斉送信されていることも。
インスタで繋がっている友人から「変なメッセージが来た」という連絡があった場合は、要注意です。
アカウント乗っ取りの主な手口
インスタグラム乗っ取りの手口は、年々巧妙化しています。
2025年現在、特に警戒すべき手口をいくつかピックアップしてご紹介します。
これらの手口を知っておくことで、不正アクセスの被害を未然に防ぐことができます。
フィッシングサイトの罠
本物のインスタグラムのログイン画面に似せた、偽サイトへの誘導というケースもあります。
「アカウントの確認が必要です」といった不安を煽るメッセージで、偽サイトへのリンクがメールやSMSにて送られてきます。
最近では、インスタグラムの二段階認証の偽画面まで用意されている非常に精巧なケースも確認されているとのこと。
また、URLが「instagram-〇〇〇.com」のように、まるで本物かと思わせるような紛らわしいドメインを使用していることが特徴的です。
なりすましメッセージの手口
友人や知人を装ったメッセージで、アカウント情報を詐取しようとする手口も増加しています。
最悪…DMからきてたインスタのやつ開いちゃった…多分乗っ取りされちゃう DM行ってたらごめんなさい 無視でお願いします
— ねぎみそෆ˚*🌽 (@negimis0mis0) June 11, 2023
フォロワーが乗っ取り被害にあっており、「新しいサービスを始めたから登録して」といった内容のDMが届いて、不正なサイトへ誘導されるケースが多いです。
特に注意が必要なのは、実在する友人のアカウントが乗っ取られた状態で、その友人になりすまして送られてくるメッセージです。
たとえ知り合いであっても、疑わしい発言や勧誘がある場合は、乗っ取りを疑った方が良いかもしれません。
すぐにできる乗っ取り対策
乗っ取り対策そのものは、それほど難しく考える必要はありません。
基本的なセキュリティ対策を着実に行うことで、大半の被害を防ぐことができます。
私も実際に試していますが、数分で設定が完了する簡単な作業ばかりです。
パスワードの見直しと強化
まずは強固なパスワードの設定が重要です。
最低でも8文字以上で、大文字、小文字、数字、記号を組み合わせたものを推奨します。
過去に使用したことのあるパスワードの再利用は避けましょう。
パスワード管理アプリを使用することで、より安全で管理しやすいパスワードの運用が可能になります。
パスワードの定期的な変更も、3ヶ月に1回程度行うとより安全性が増すでしょう。
二段階認証の設定方法
二段階認証は、現在最も効果的な対策の一つと言えます。
設定方法は「設定」→「セキュリティ」→「二段階認証」から行うことができます。
WhatsAppや認証アプリを使用する方法と、SMS（ショートメッセージ）を使用する方法がありますが、セキュリティの観点からは認証アプリの使用をお勧めします。
二段階認証を設定しておけば、仮にIDとパスワードが相手に把握されているとしても、簡単には突破できなくなります。
乗っ取られてしまった場合の対処法
もし不幸にもアカウントを乗っ取られてしまった場合でも、慌てる必要はありません。
ソト選手のインスタ
乗っ取りから取り返せたみたい！
良かった〜！#baystars pic.twitter.com/2rBvzKXt0e— にぼし🥭 (@giniro_oimo) April 3, 2023
適切な手順を踏めば、アカウントを取り戻すことは可能です。
ここからは、実際の回復手順について詳しく解説していきますので、ぜひ諦めずに試してみてください。
即座に行うべき対応
乗っ取りに遭ったら、まずインスタグラムのログイン画面にアクセスして「パスワードを忘れた場合」を選択します。
そして、「ログインリンク」を使ってパスワードを再設定して、Instagramにログインできるかどうかを確認しましょう。
どうやっても再設定およびログインができない場合（相手にログイン情報を変更されてしまった場合）は、Instagramサポートから問い合わせる必要があります。
この際、本人確認のために登録時のメールアドレスやユーザー名、電話番号などの情報が求められます。
報告が受理されると、インスタグラム側から確認用のメールが届きますので、その指示に従って本人確認を進めていきましょう。
なお、パスワードリセットのリクエストは複数回送信しないようにしましょう。
アカウント復旧までの流れ
相手に乗っ取られた情報量にもよりますが、アカウントを復旧するには通常2〜3日程度から、本人確認がスムーズではない場合、数日間かかることもあります。
その間、本人確認のためにアカウント登録時に使ったデバイスの種類やセルフィー動画など、さまざまなデータの提出を求められることがあります。
提出するデータは、正しいものや登録してある情報を準備するよう心がけてください。
また、復旧までの間は、スパム判定を避けるためにも、早まって新しいアカウントを作成しないことをお勧めします。
乗っ取り後の2次被害を防ぐ
アカウントを取り戻した後も、2次被害の防止は非常に重要です。
私の知人も、一度乗っ取られたアカウントが再び狙われるという経験をしました。
一度乗っ取られたということはセキュリティが甘いということ。
狙われている可能性もあるため、より強固なセキュリティ対策を施すことが大切です。
連携アプリの見直し
インスタグラムと連携している全てのアプリを確認し、不要なものは連携を解除しましょう。
特に、最近では管理ツールを装った不正なアプリも確認されています。
連携アプリの確認は「設定」→「セキュリティ」→「アプリとウェブサイト」から行うことができます。
むやみに新しいアプリとの連携を許可しないことも重要なポイントです。
フォロワーへの対応策
アカウントを取り戻した後は、すぐにフォロワーに対して状況を説明する投稿やメッセージを行いましょう。
乗っ取り中に送られた不審なメッセージやリンクには絶対にアクセスしないよう注意を呼びかけることが大切です。
また、ストーリーズでも同様の注意喚起を行うと、より多くのフォロワーに情報が届きやすくなります。
不正利用された期間の投稿は全て削除することをお勧めします。
乗っ取り防止には日頃の備えが肝心
インスタグラムの乗っ取り対策は、日頃からの適切なセキュリティ管理が何より重要です。
二段階認証の設定や、強固なパスワードの使用、不審なメッセージへの注意など、基本的な対策を確実に行うことで、大半の被害を防ぐことができます。
また、万が一乗っ取られてしまった場合でも、本記事で紹介した手順に従って冷静に対応することで、アカウントを取り戻すことが可能です。
特に重要なのは、定期的なセキュリティチェックを習慣化することです。
月に1回程度、ログイン履歴やアプリ連携の確認を行ってみてはいかがでしょうか。
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